人物

David Kelley

IDEOの共同創業者であり、スタンフォード大学d.school(Hasso Plattner Institute of Design)を創設。デザイン思考の教育普及に大きく貢献した。

Tom Kelley

IDEOのパートナー・元ゼネラルマネージャー。『The Art of Innovation』『The Ten Faces of Innovation』著者。IDEO共同創業者 David Kelley の弟。デザイン思考をビジネス実践の言葉で世界に伝えた。

エツィオ・マンジーニ

サステナビリティとソーシャルイノベーションの文脈でデザインを再定義したイタリアの研究者。DESIS Network(2009年創設)を通じて、市民・コミュニティ・デザイナーが協働して社会課題を解決する「コラボレイティブ・サービス」の理論と実践を世界規模で広めた。著書『Design, When Everybody Designs』はソーシャルデザインの基礎文献。

エリック・フォン・ヒッペル

ユーザーイノベーション理論の創始者。Lead User Method(リードユーザー法)を開発し、イノベーションの源泉が生産者ではなくユーザー自身にあることを実証した。著書『The Sources of Innovation』『Democratizing Innovation』でイノベーション研究の根本的な前提を問い直した。

ジーン・リートカ

バージニア大学ダーデン経営大学院教授。「Designing for Growth」「Design Thinking for the Greater Good」の著者。デザイン思考をビジネス戦略と社会イノベーションに橋渡しした研究者として国際的に知られる。

ジェーン・フルトン・スリ

IDEOでHuman Factors Leadを経てChief Creative Officerを務めたエクスペリエンスデザインの先駆者。著書『Thoughtless Acts?』(2005)で「無意識の行動」を観察の対象として体系化し、シャドーイングと民族誌的観察をデザイン思考の中核手法として確立した。

ジャン・リードカ

デザイン思考を戦略経営に統合した研究者。『Designing for Growth』でデザイン思考をビジネスパーソンが使えるツールとして体系化し、組織変革への応用を拓いた。

シンシア・バートン・レイブ

『The Innovation Killer』(AMACOM, 2006)の著者。組織内部の専門知識が逆にイノベーションを阻害するメカニズムを解明し、外部の認識的距離を持つ思考者「Zero-Gravity Thinker(ゼログラビティ・シンカー)」の概念を提唱した。

ティム・ブラウン

デザイン思考をビジネスイノベーションの中心概念として世界に広めた、IDEOの元CEO・現Chair。2008年のHarvard Business Review論文と2009年の著書『Change by Design』は、デザイン思考を経営の言語に翻訳した転換点となった。英国出身、Brunel University School of Industrial Design 卒業。

ドネラ・メドウズ

「システム思考の母」と呼ばれる環境科学者・思想家。1972年の『成長の限界』共著でシステム思考を世界に示し、遺著『Thinking in Systems』(2008)はデザイン思考・組織変革における最重要参考書の一つとなっている。

ドン・ノーマン

「UX(ユーザーエクスペリエンス)」という言葉を生み出した認知科学者。著書『デザインの心理学』は人間中心設計の古典であり、デザイン思考における共感の理論的基盤を与えた。

ハッソ・プラットナー

世界最大のエンタープライズソフトウェア企業SAPの共同創設者にして、スタンフォード大学d.schoolへの主要資金提供者。実業家としての成功を基盤に、デザイン思考の教育機関を世界に広めた起業家。

パティ・メイズ

MITメディアラボ Fluid Interfaces Group を創設・主宰するコンピューター科学者。自律的ソフトウェアエージェントと適応型インターフェースの研究を起点に、身体・空間・デジタルの境界を溶かすインタラクション設計の新領域を切り開いてきた。デザイン思考が扱う「人間とテクノロジーの共創」の最前線を実証的に拡張している。

ビル・モグリッジ

インタラクションデザインという概念を命名し、IDEOの共同創設者として人間中心デザインを産業界に広めたデザイナー。GRiD Compassラップトップの設計者。

ビル・モグリッジ(詳説)

「インタラクションデザイン」という言葉を生み出し、IDEO共同創設者としてデザイン思考の産業界への普及を牽引した。GRiD Compassラップトップ設計、著書『Designing Interactions』を通じて現代デザイン実践の基盤を作った。

ホースト・リッテル

1973年にMelvin M. Webberとの共著論文「Dilemmas in a General Theory of Planning」でWicked Problemsの概念を提唱。「解けない問題」として記述されたこの枠組みは、後のデザイン思考・政策デザイン・システム思考の理論的基盤となった。

ラリー・ライファー

スタンフォード大学機械工学部教授。Center for Design Research を創設し、グローバルな産学連携デザイン教育プログラム ME310 を長年にわたって発展させた。d.school 設立に関わったデザイン思考の工学的基盤の確立者。

リチャード・ブキャナン

1992年の論文「Wicked Problems in Design Thinking」で、デザインを問題解決の知的方法論として再定義した思想家。Horst Rittel の「Wicked Problems」概念をデザイン実践と接続し、現代デザイン思考の概念基盤を形成した。

リチャード・ブキャナン

1992年の論文「Wicked Problems in Design Thinking」でデザインを複雑問題への知的方法論として再定義した哲学者・教育者。Horst Rittelの「Wicked Problems」概念をデザイン実践と接続し、現代デザイン思考の概念的基盤を形成した。デザインの4領域論により、グラフィックから組織設計までデザインの射程を広げた。

ロジャー・マーティン

「統合的思考(Integrative Thinking)」の概念を提唱し、デザイン思考をビジネス戦略と結びつけた経営思想家。著書『ザ・デザイン・オブ・ビジネス』はビジネスにおけるデザイン思考の必読書。

ロルフ・ファステ

デザイン思考をエンジニアリング教育に統合した先駆者。スタンフォード大学プロダクトデザインプログラムを牽引し、d.schoolの礎を築いた。1943〜2003年。